秋の京都ひとり旅(十一) 大原実光院(一) |
旅行6日目、寂光院のあと大原の里をぶらぶらと歩き実光院に向かいました。
10月4日
実光院は延暦寺別院勝林院の子院です。
平安中期に声明(仏教の経典に節をつけて唱える仏教音楽)の道場として開かれ
天台宗の声明を伝承する寺院として知られています。
丹精込めて育てられた山野草も見られるので山野草が好きな人にはお勧めです☆
ここで咲くお花を見ていると、過酷な条件下で逞しく咲く山野草もいいけれど、
大切に育てられている山野草もいいなぁ・・と、気持ちがほっこりしてきます。
山野草を身近で観察しながらのそぞろ歩きは楽しくて時間が経つのを忘れるほど(^-^)♪
客殿
お抹茶とお菓子をいただきながらお庭を観賞できます。
庭園から見た客殿
客殿の南に広がるのは池泉鑑賞式庭園で、中央の池へは律川から水を引いて
作られた滝があります。
池の周囲には四季折々の山野草が植えられていて、鯉も気持ちよさそうに泳いでます
キイジョウロウホトトギス(紀伊上臈杜鵑草) ユリ科
南紀州に分布する特産種で、深い渓谷の湿った崖などに自生する。
紀伊半島に分布、品格が高い意味の上臈(ジョウロウ)
花びらの斑点から鳥のホトトギス、これが名前の由来です。
手水鉢の傍でシュウカイドウが綺麗に咲いてました
シュウカイドウ(秋海棠) シュウカイドウ科
京都のあちこちでこの花を見ましたが、実光院のシュウカイドウは特に綺麗でした☆
ダイモンジソウ(大文字草) ユキノシタ科
お庭のあちこちで雰囲気よく植えられています。
花の形が漢字の大の文字に見えるのが名前の由来