世界遺産・高野山(一) 奥の院 |
今回の旅行で一番楽しみにしていたのが初めて訪れる高野山でした。
高野山という山があるわけではなく、楊柳山(ようりゅうざん)、転軸山(てんじくさん)など
標高約900mの8つの峰々に囲まれた山上の平地一帯を指します。
弘法大師空海がこの地に真言密教の修行道場である金剛峰寺(こんごうぶじ)
を開いたのは弘仁7年(816)。
以来、1200年にわたって日本を代表する仏教聖地として栄え
今も約1000人の僧侶が修行に励んでいます。
高野山では時間がなくてどこも慌しい見学でしたが、杉の巨木が立つ奥の院は
霊的な空気が張りつめ一番心に残る場所でした。
今日は奥の院、明日は金剛峰寺と壇上伽藍の写真を載せたいと思います。
奥の院参道
弘法大師空海が祀られている高野山で最も信仰されている場で
全長約2kmの広大な墓地です。
参道の両側には30万基ともいわれる墓石や供養塔が立ち並び
独特の清浄感をたたえています。
五輪塔
自然の5つの要素、空・風・火・水・地を石でかたどり、順に積み上げた供養塔
五輪塔と呼ばれる供養塔は奥の院のいたるところで見られます
ここから先は写真撮影禁止です。
写真中央奥に弘法大師御廟が見えます。
墓石や供養塔の半数近くは戦国武将や大名家の墓。彼らは、永遠に行き続けるとされる
空海を慕い、浄土への往生を願ってここに墓を建てたのです。
写真の左手奥に織田信長公のお墓があります。
一の橋近く、奥の院入り口あたりの参道
昼食のあと集合時間まで少し時間があったので歩いてみました。
この辺りは人も少なく静寂に包まれています
樹齢数百年の杉が林立
清浄心院 一の橋近くの宿坊
参道沿いの脇道で咲いていた花
花と葉はツワブキに似ていますが花の付き方が違うような気がします。何でしょうね。