京都の旅 ・秋 (三) 水路閣と南禅寺三門 |
10月8日
水路閣には何度か来たことがありますが、琵琶湖疏水が流れる水路という程度の
知識しかありませんでした。
ところが最近、この水路閣の設計を手がけたのは当時弱冠21歳の工学士と知り、
俄然興味がわきました。
東山を掘り貫いて琵琶湖の水を京都に流そうという大事業は、外国人設計士の手を
借りずに、明治18年から5年の歳月をかけて大土木工事を遂行し完成させました。
21歳の工学士、田辺朔郎さんてどんな人だったのでしょう。
そして、境内を提供した南禅寺も素晴らしいと思います。
明治期の遺産・水路閣
煉瓦作りの橋は南禅寺の風景にしっくり溶け込んでいます
全長約93m 古代ローマの水道橋を参考にしたといわれています
京都市はこの疎水の水力発電で市電を走らせてました
橋の上では琵琶湖の水が営々と流れ続けています
南禅寺三門 高さ約22m ひと抱え以上もある太い柱は迫力があります
石川五右衛門が 『絶景かな、絶景かな』 と言ったのがこの三門
瑞宝殿の屋根にアオサギが止まってました